積み重ねてきた日々が、
誰かの心を照らす。
IWrite 秋のエッセイ公募は、
女性が自身の人生経験や想いを言葉にし、
誰かの心へ届けるための文学賞です。
今回のテーマは「移ろい」。
私たちは日々、さまざまな経験を重ねながら生きています。
嬉しかったこと。
悲しかったこと。
誰にも言えなかった気持ち。
そんな経験は、多くの場合
「誰かに伝えるほどのことではない」と思われ、
一人ひとりの胸のなかにしまわれたままです。
だけど、本当にそうでしょうか?
一つひとつの出来事は、ささやかでも。
華やかではなかったとしても。
ここまで歩んできた道には、
必ず自分だけの彩りが見えるはずです。
季節が少しずつ色を変えていくように、
私たちの人生もまた、さまざまな色を重ねていく。
そんな女性たちの人生の美しさに、
光を当てる場所でありたいと思っています。
変わってきたことも、
変わらずに大切にしてきたことも。
そのどれもが、私たちの今を形づくる色です。
この文学賞が、自分の歩んできた道を
愛おしく思えるきっかけとなり、
誰かの人生に新たな光を届けることを願っています。
IWrite 秋のエッセイ公募2026
全国の女性たちから、
372作品ものご応募をいただきました。
作品に綴られていたのは、
季節の移り変わりや家族との関係、
年齢を重ねることで変わっていく価値観、
そして今も心に残り続ける大切な記憶。
同じ「移ろい」というテーマでありながら、
その捉え方も表現も実に多彩で、
審査員一同、何度も心を動かされました。
ご応募くださった皆さま、
本当にありがとうございました。
一つひとつの作品に込められた想いを受け止めながら、
審査員それぞれが真剣に向き合い、選考を重ねました。
どの作品にも、その方にしか書けない経験や感情があり、
受賞作品を選ぶことは決して容易ではありませんでした。
そんな審査を経て選ばれた作品を、
皆さまにご紹介できることを嬉しく思います。
ここに、
「IWrite 秋のエッセイ公募2026」
受賞作品を発表いたします。
受賞作品
移ろいの日々が描かれていないのに、「移ろい」が伝わってくる。
そんな不思議な魅力を持った作品でした。
「幸せは冷蔵庫の中に」というタイトルからは、のどかで温かな日常が想像されます。
ところが、読み進めるうちに見えてくるのは、大きな悲しみです。
普通ならここから、過去の悲しみを詳しく書くかもしれません。
ですがmikkoさんは、過去を振り返りませんでした。
筆運びは、驚くほどさわやか。
するするっと「今」に視点を戻し、ただ「冷蔵庫の中の幸せ」に目を向けます。
語るでもなく、嘆くでもなく、
ただ、感じている。
それはまるで、一人の女性の日常にそっと入り込み、ともに時間を過ごしているかのようでした。
凝った表現や巧みな構成があるわけではない。
とてもシンプルな流れと、飾らない語り口。
あえて多くを語らず、今の幸せに目を向けるmikkoさんの視点そのものが、かえって描かれなかった時間までも鮮やかに浮かび上がらせ、審査員の心に温かな余韻を残しました。
mikkoさん、おめでとうございます!
「一体どんな話だろう?」と好奇心をかき立てられ読み始めると、タイトルからはまったく想像できない展開に。
気がついたら北影さんの世界に引き込まれ、あっという間に読み終えてしまいました。
印象的だったのは、北影さんの圧倒的な筆力です。
エッセイは、描く時間軸が長くなればなるほど、難易度が上がります。内容が複雑になるとなおさらです。
しかし北影さんは、幼少期から現在に至るまでの複雑な人生の「移ろい」を、「お風呂」という一つの軸でもって巧みに描き切りました。
タイトルの意味も回収され、読み手に深い納得感を与える構成も見事。
「お風呂が綺麗な家は良い家だ」
私たちも、心からそう思わされました。
北影さん、おめでとうございます!
気がついたら、変わっている。日々の積み重ねのなかで、色づいている。
そんな今回のテーマ「移ろい」が、独自の感性で見事に表現された作品でした。
特に印象的だったのは、筆者自身が何かをきっかけに劇的に変わったわけではないことです。
結婚、妊娠、出産、育児。女性の人生に訪れるさまざまな出来事を経験し、自分でも気が付かないうちに変わっていく。
そんな人生の積み重ねにある「移ろい」を、ながれカッパさんの自然な語り口から、私たちも一緒に発見できました。
20年分の指紋のように、読めば読むほど味わい深くなる作品です。
ながれカッパさん、おめでとうございます!
入賞者共通特典
・IWrite公式「秋のエッセイ公募2026」特設サイトに作品を掲載
・IWrite公式サイト・SNSにて、作品と受賞者コメントをご紹介
※受賞者の皆さまには、賞品のお受け取りについて
後日スタッフより直接ご連絡を差し上げます。
メールをご確認いただきますようお願いいたします。
特別賞
今回の審査では、
複数の審査員から高い評価を集めながらも、
惜しくも上位3作品には
選ばれなかった作品がありました。
そのなかから、
独自の視点や感性が光る4作品を
「特別賞」としてご紹介します。
「どんな話だろう?」と興味をひかれるタイトルから、「ラベル」を軸にした意外な展開へ。新たな気付きと、最後にタイトルの意味が鮮やかにつながる構成が印象的でした。
「移ろい」を捉える視点が斬新で、明里さんならではの豊かな感性が光る作品でした。鉄塔へと向かう道中の空気感まで伝わってきて、読んでいて楽しかったです。
もっと、自分の人生を
言葉にしたいあなたへ
今回の作品を読みながら、
「私もエッセイを書いてみたい」
「自分の人生にも伝えられることがあるかもしれない」
そう感じてくださった方もいるのではないでしょうか。
本コンテストを開催したIWriteでは、
自分の経験を言葉にし、
誰かの心を動かすエッセイを書く力を学べる
『IWriteアカデミー・エッセイスト養成講座』
も主宰しています。
女性心理。
エッセイ構成。
感情描写。
共感を生む言葉の紡ぎ方。
「書きたい気持ちはあるけれど、自信がない」
「もっと読まれる文章を書けるようになりたい」
そんな女性たちが、
自分らしい言葉を見つけるための講座です。
あなたの人生もまた、
誰かを勇気づける物語になるかもしれません。
気になる方はぜひ、
詳細を確認してみてくださいね。
主催
IWrite 秋のエッセイ公募2026は、
株式会社IWriteが主催する文学賞です。
株式会社IWriteは、
「女性の人生経験を言葉の力で社会に還元すること」を理念に、
女性が自分の想いや経験を発信できる場づくりを行っています。
自社メディアの運営や、
IWriteアカデミー・エッセイスト養成講座、
月刊IWrite、
各種イベントなどを通じて、
女性が人生を作品として表現できる環境づくりに取り組んでいます。
株式会社IWrite 代表 Ayumi
看護師として人の心に寄り添ってきた経験と、
海外での生活経験をもとに、
女性の感性と言葉を活かしたエッセイメソッドを開発。
「女性の人生はそれぞれが唯一無二の物語であり、
それ自体が誰かを励ます力になる」
そんな信念のもと、
IWrite 秋のエッセイ公募2026の企画・監修を行っています。