のほほん自閉症児の成長。離れて気づいた「生きる力」
「キャハハハッ!」エレベーターの中で、突然6歳の息子が笑い出した。この狭い空間の中には私と息子の他に、70代くらいの夫婦らしき男女と、食料が入ったエコバックを下げた40代くらいの女性。シーンと静まり返っている中、息子
「キャハハハッ!」エレベーターの中で、突然6歳の息子が笑い出した。この狭い空間の中には私と息子の他に、70代くらいの夫婦らしき男女と、食料が入ったエコバックを下げた40代くらいの女性。シーンと静まり返っている中、息子
「絶対に6A病棟に入院する!」抗がん剤治療で、2度目の入院をすることになった。私は、「日程」ではなく「病棟指定」だけを強く強く希望した。普通なら、入院なんてしたくない。けれど、私は入院することが楽しみにすらなっていた。それは、あ
「うちのリビング、息が詰まる」次女の言葉が、私の胸に突き刺さった。ほっとできるはずのリビングなのに、こんな気持ちにさせてしまっているなんて・・・。2年前までは、家族の笑顔があふれていたのに。私と次女の視線の先には、今日も暗い顔で
『おか、おか、おか、おかぁぁあさん!』それは、3歳になる息子が、突然喋れなくなった瞬間だった。息子がうまく話せなくなったのは、幼稚園入園を控えた秋のこと。なんの前触れもなく突然やってきた。いつもなら、簡単に言
段ボールの箱を開けた瞬間、胸の奥がぎゅっと熱くなった。ふわっと実家の懐かしいにおいが広がる。「こんなにたくさん詰め込んで、お父さんったら!」父の優しい顔が頭の中に思い浮かぶ。と同時に、心の
「あんたなんか、顔も見たくない——!」紀子が、私をにらみつけて言う。「え…?違うよ…私…紀子のために…。」__私を信じて!と叫びたかったが、胸が苦しくて声にならない。
「お母さん!浣腸して!!!」まさか40過ぎて、こんなことをトイレで叫ぶなんて。。。……でも仕方がない。私は今、緊急事態だ。お母さんなら、きっと何とかしてくれる……はず。
「失明するかもしれない……」全身の血の気がサーッと引き、指先が氷のように冷たくなるのを感じた。頭の中が恐怖と絶望で覆い尽くされていくようだ。もし目が見えなくなったら、私はどうやって生きていけばいいんだろう。私
「来週もまた見てくださいねー!じゃーんけーんぽん!・・・うふふふふふ!」テレビの中で私に笑いかけるアニメキャラクター。その日の私は、彼女をボロボロと泣きながら見つめていた。——このアニメでごく自然に描かれる家族の団らんも、仲睦まじい