早く死なないかな・・・。最低な娘が最後にたどり着いた介護とは!
ライター:aako

「早く死なないかな・・・」

心の中でも、絶対に言ってはいけない一言。

けれど、そう願わずにはいられないほど、私は疲れきっていた。

父の介護をしているうちに、私は父の死を願う最低な人間になっていた。

 

介護を始めたきっかけは、8年前の父のある一言だった。

「自宅で最期を迎えたいから、お前に手伝ってほしい」

 

当時、母が認知症で父も不安になったのだろう。

亭主関白でどっしりしていた父が、頭を下げたのだ。

父との会話が一番少なかったこの私に!

「なぜ私に?」と驚きながらも、「父の最後の願いくらいは叶えてあげたい」と素直に思った。

 

その後、父も認知症になり、私たちの生活はどんどん変わっていった。

父は元教師で、理路整然と穏やかに話す人だった。

それが、認知症になってからは、父の暴言が増えていった。

一番悲しかったのは、家族を盗っ人呼ばわりすることだ。

 

財布、時計、眼鏡・・・。

毎日「物がなくなった」と騒いでは、「お前が盗んだのか」と家族を疑う。

そのたびに私たちは「違うよ。どこかな」と一緒に探す。

時には、冷蔵庫から探し物が出てくることもあった。

認知症だから仕方がない。

それはわかっている。

けれど、父の暴言は銃弾のように私の心を撃ち抜いていった。

 

やがて父は徘徊もするようになる。

私の毎日は、父からの暴言と、警察やご近所への謝罪で埋め尽くされていった。

 

一体いつまでこんな毎日が続くんだろう。

そんなことを考え始めた時、父が追い討ちをかけるようにこう呟いた。

 

「何のために俺は生きているんだ?」

 

私は、耳を疑った。

 

私は仕事をしながら、できる限り父の介護を優先してきた。

父の暴言を聞き流し、警察にも頭を下げ、友達の誘いも断り、父が自宅で過ごせるようにと頑張った。

 

それなのに父は、「自分は何のために生きているのか」と問うのだ。

 

__ならなぜ私は、あなたの介護をしているの?

 

今まで父のために全力で頑張ってきた。

でもそれは無意味だったと言うの?

 

・・・もう、頑張ることに疲れた。

父の死を願うようになったのは、そんな時期だった。

 

そんなある日、久々に会った姉が私の顔を見て「あなた、顔が怖いよ」と言った。

そりゃ怖くもなる。

私は自分がどんな生活を送っているか、姉に説明をした。

これだけ頑張っているんだから、父もそれを理解するべきだ。

そんな思いを持ちながら。

 

姉ならきっと、私の話に共感してくれると思っていた。

・・・でも、違った。

 

姉はただ私の目を真っ直ぐ見て、こう言ったのだ。

 

「お父さんは、ただあなたの笑顔を見ていたいんじゃないの?」

 

思いもよらぬ一言に、私はハッとした。

 

私はただ、父に献身的であらねばならないと思っていた。

自分を犠牲にしてでも、父を助けなければいけないと思っていた。

 

でも、そうではなかったのだ。

 

父は、私に犠牲になってほしかったわけではない。

ただ家族として、そばにいてほしかったのだ。

 

父との会話が少なかった私は、父が自分をあまり良く思っていないのではと思っていた。

だけど、そんなことは父には関係なかった。

父にとっては私も愛する家族。楽しい時間をともにしたかったのだ。

 

翌日から私は、『頑張らない介護』をすることにした。

友達からの誘いにも出かけたし、1日くらい父を入浴させなくてもいいやと割り切った。

夜10時以降に父から何か言われても、「本日の営業は終了しました!」と明るく断った。

時には、蛍の光をBGMにしながら。

 

気づいたら、私は笑顔で父に接していた。

すると、父にも笑顔が戻ってきた。

私が自分を犠牲にして頑張っていたときより、父ははるかに楽しそうだった。

私の口から、

「家族でやったトランプのナポレオン面白かったよね」

と、昔話が自然と出てくるようになった。

 

「何のために俺は生きてるんだ?」と父が言えば、

「私とたくさん話すためでしょ」とおどけて答える。

 

父と私の間には、間違いなく家族の時間が流れていた。

 

そんなある日、父が突然「家族写真を撮ろう」と言い出した。

歩くのもしんどくなっていたはずなのに、昔のように玄関で撮ろうと言うのだ。

私たち家族は全員揃って、笑顔で写真を撮った。

その2ヵ月後に父は逝った。

 

亡くなる前日、父は家族の手を順にギュッと握り、笑顔で何度もうなずきながら涙をこぼした。

最後の力を振り絞り、家族全員にお別れをしたのだ。

 

こんな見事な演出で旅立つなんて・・・。

「お父さん、やるじゃん!」

 

誰かが犠牲になる介護は、お互いに不幸になる。

「頑張らない」というと、聞こえが悪いかもしれない。

だけど、結局、みんなが笑顔でいられることが一番なのだ。

最後の家族写真が何よりの証拠だ。

 

今なら言える。

「私は何のために父の介護をしているんだろう?」の答えは

「父と私の失った時間と絆を取り戻すために」だった。

 

タイムスリップできたら、私は最初から『頑張らない介護』をするだろう。

「お父さん、2人の時間をありがとう。いつかそっちに行ったらみんなでナポレオンをしようね!」

コメント

  1. トロロ より:

    素敵なお話でした。

    私も兄、姉がいるのですが
    私が父、母のお世話係ですがまだ介護までは必要としない状況です。
    貧乏性で壊れかけた家電を使い続ける父。
    怖いので替えようとしても怒り出してしまいます。
    介護になったら同じような事になりそうです。

    でも このお話を拝見することができた私は
    無理をしない、笑顔でいられる介護をしていこうと心がけることができます。

    ありがとうございました!

    • aako より:

      トロロさん、親の世代は、「まだ使える」となかなか処分したがらないから、怖いんですよね・・・。
      いつか来るであろうその日に向けて、私の文章が、少しでも力になれたのなら嬉しいです。
      ありがとうございます。

  2. のむら より:

    見せていただいた最後の家族写真の背景に、こんなに大変な時間があったとは思いもよりませんでした。
    私の中では先生は卒業時で止まっていたので…
    わたしはまだ介護をせずに済んでいますが、近いうちに来るだろう現実にきちんと向き合えるか自信がありません。その時はaakoさんのお話を思い出したいと思います。
    ありがとうございました。

    • aako より:

      のむらさん、その節は父と最期の楽しい時間をありがとうございました。
      あの場に父も参加していたはず。
      あの笑顔の父をいつまでも忘れません。
      読んでいただき、ありがとうございます。

  3. 大坪善子 より:

    頑張らない介護、いいですね

    • aako より:

      大坪善子さん、ありがとうございます。
      今、認知症の母の介護をしていますが、周りの協力を仰ぎながら、頑張らない介護でやっています。

  4. noriyoga より:

    父様の介護お疲れ様でした。最後に、またナポレオンしようね!ってお父さんに思えた事にとても温かい気持ちになりました✨誰かが犠牲になる介護はどちらの幸せにもならないという事、きっとこの事は介護だけでなくても、色んな人との付き合いの中で全部そうなんだろうなと感じました。
    そしてお父さんは教壇で活躍されていた時期も、認知症というフェーズに入り娘と過ごした時間も、きっと全部楽しかったなあって思ってるはずですよ☺️

    暴言吐かれる人に対して優しく接するのはかなりハードル高い事ですから、果たして自分もそのように出来るかなと考えてしまいましたでも、介護する側は何も期待せず、頑張らずのスタンスで、ちょっぴり諦めがあるくらいのほうが上手くいきそうですね

    介護も素敵な文章も、ありがとうございました✨

    • aako より:

      noriyogaさん、そうなんですよね、無意識に「介護してあげている」と恩着せがましい気持ちがあったのかもしれません。
      何も期待せず、頑張らずのスタンス、大事ですね。
      ありがとうございます。

  5. miss.K より:

    aakoさんへのお父様の思い伝わって良かったですね
    aakoさんは真面目な方なんですね
    仕事もご両親の介護も完璧にしようと頑張っていた様子が伺えて涙しました
    私も会社では完璧に仕事する
    失敗なんて無い。故意だって思っています
    私だけ仕事が人の倍以上あって残業、休日出勤なんて当たり前で娘や旦那との時間を犠牲にしてるのに忙しいだの給料上がらないだのと愚痴る人たちに腹をたて顔面は鬼になっているのだろうと思う
    aakoさんのように私も楽する事にしようと思います
    私のproudも良くやったって言ってくれたから

    aakoさん素敵な時間を過ごしてくださいね
    ありがとうございました

    • aako より:

      miss Kさん、今回の皆様のコメントで気づかされましたが、何も期待せず、頑張らずのスタンスがちょうどいいのでしょうね。
      私も会社で鬼と呼ばれてました。よくご存じで(笑)
      ありがとうございます。

  6. サマーリーフ より:

    aakoさん、介護お疲れ様でした!
    老人ホームで過ごされる最後が多い中、
    お父様は、とても幸せだったことが
    伝わってきました。
    aakoさんのような
    私も頑張らない介護を、目指します!

    • aako より:

      サマーリーフさん、施設入所と自宅介護、状況によって異なるのだろうけど、「幸せだったよね?」とあっちの世界に私も行ったら父に訊いてみたいと思います。

      いつの日か時期が来たときは、無理しない、頑張らない介護を!
      ありがとうございます。

  7. あんみつ より:

    題名に驚かされ内容に泣かされましたよ。私も介護真っ只中。aakoさんとは違い通いですが。母のもとに向かう電車の中では「今日は優しくできる!」と思っても玄関開けて顔をみた途端眉間に皺が寄ります。aakoさんと同じ娘に「ママ、そんな怖い顔してたらおばあちゃんだって笑えないよ」と言われた事もあります。でも変わらなかったなぁ。お姉様の言葉素晴らしいですね。心に突き刺さりました。私も変わりたいです。

    • aako より:

      あんみつさん、気づいたら、「眉間に皺」そうなんですよ。優しくしようと思いながらも、その後も姉に何度注意されたことか・・・。
      「心に突き刺さりました」の言葉を自信に変えてこれからも学んでいきます。
      ありがとうございます。

  8. ヒトミ より:

    介護はきれい事ではできない。
    介護の現実をリアルに文章から読み取ることができました。
    他人ではなく、家族の介護だからこそ、受け止めきれない感情などもあるだろうなと思います。
    お姉様の言葉が、akkoさんの笑顔が戻るきっかけとなり、お父さんも残りの人生をakkoさんと共に過ごすことができ、安心されたのではないでしょうか?
    いずれか多くの方が直面するであろう介護問題。
    きっと多くの方の心を動かし、励まされたはずです!
    貴重な体験をお聞かせくださり、ありがとうございました。

    • aako より:

      ヒトミさん、まさにきれいごとではできないのが親の介護ですよね。
      文章から現実をリアルに読み取れたといってもらえて、とても嬉しいです。
      これからの励みになります。
      ありがとうございます。

  9. jin より:

    年を取った親との接し方を教えてもらいました。
    認知症になると、そんなに大変になるんですね。
    勉強になりました。

    • aako より:

      jinさん、ありがとうございます。
      大したことは何もできてないです。
      認知症の場合、笑顔で聞き流すこともありですね。
      難しいからこそ、頑張りすぎないでください。

  10. Yumi より:

    家族を盗っ人呼ばわり、暴言、徘徊…。
    aakoさんが心や体の休まらない大変な年月を過ごされたことを初めて知りました。

    でも、
    お姉さんからの一言で、翌日からエネルギーがお父さん中心から、aakoさん中心に周りだしたような気がします。
    この切り替え、行動力、ホントにすごいと思いました‼︎
    作品を読み終えるころ、文章の白い背景にキラキラしたシャボン玉がいっぱい見えて、温かい気持ちになりました。ありがとうございます‼︎

    • aako より:

      Yumiさん、「早く・・・」の言葉が、最後には「長生きしてほしい」と思えたのは、姉をはじめ周りが気づかせてくれたからです。
      シャボン玉が見えたとの表現、私も温かい気持ちになりました。
      ありがとうございます。

  11. kazu より:

    飾らないaakoさんの本音が見えて、大変な様子が浮かびます。
    自宅で介護をしている者として、とても共感できました。
    家族写真のお父様、笑顔が想像できます。

    • aako より:

      kazuさん、ほんとに寝たきりで5Mあるくのもやっとだったのに、玄関前の写真の父は笑顔です。
      共感いただき、ありがとうございます。

  12. 浪速っ子 より:

    ノミネートの9作品、全て読ませていただきました。皆様さまざまな体験をされ、乗り越えてこられた過程が丁寧に描かれていて、読みごたえがありました。でも、今の私の胸に一番響いたのは、aakoさんの作品でしたので、一票入れさせていただきました。

    • aako より:

      浪速っ子さん、今回の作品、私もすべて読みました、どれも場面が想像できて、素敵な作品ばかりですよね。
      その中で選んでいただけたこと、とっても嬉しいです。
      ありがとうございます。

  13. mura より:

    書くことにとても勇気がいったと思います。
    お姉様からの言葉から何が正解かを導き出し、お父様との時間を笑顔で積み重ねていかれたaakoさんの姿勢に、頭の下がる思いでした。
    昨年は私も渦中におりました。今は同居ではありませんが、また泥棒とか悪魔とか、きっと言われるんだと思うと足がすくむ思いで、とても行く気持ちになれないのです。そんな時、aakoさんの作品を読ませていただきました。
    まだとてもaakoさんのようには考えられませんが、勇気をいただきました。

    • aako より:

      muraさん、ありがとうございます。
      身内に泥棒とか悪魔とか言われるってことほど、辛いことはないですよね…。
      少しでもmuraさんに勇気が与えられたのなら嬉しいです。
      無理をしない介護でいきましょう。

  14. たぬき より:

    とても心を打つエッセイでした!
    中でも、介護の大変さを相談された時のお姉さんの言葉が転機になっているところの表現が素晴らしかったです。

    死を待つ親の介護も、子どもたちの養育も、近くにいる人の笑顔が本当に大切だと言われますが、なかなか渦中の人間には気付けず、もどかしいですね。

    「実は幸せはとてもシンプルなところにある。」

    ご自身が教育者であられたお父様らしいメッセ-ジですし、akkoさんのご家族のとても純粋で温かいお人柄が伝わる文章でした。

    • aako より:

      たぬきさん、「心を打つエッセイ」なんて言っていただいて恐縮してます。
      勉強中の身としては、表現をほめてもらえたこと、とても励みになります。
      また、父のメッセージを改めて教えていただき、ありがとうございます

  15. zukka より:

    長年介護の仕事をしていてたくさんのご家族と関わらせていただきました。介護サービスを利用したとしてもあくまでもスポット的なもの、同居の介護者は24時間365日休みなしの期限なし、しかも就業しながらお一人でご両親の介護は想像を絶するものがあったと思います。
    本当にお疲れさまでした。

    aakoさんの文章は大変な内容のはずなのに読み終えた後なぜか悲壮感は残らず温かい気持ちになれました。
    年老いた親にとって一番幸せなのはいくつになっても子供同士が仲がいいこと、逆に一番悲しいのは介護をきっかけに子供たちが喧嘩をしたり疎遠になったりすることだと常々感じています。
    「あなた、顔が怖いよ」に始まるお姉さまの言葉、素直にハッとできるaakoさん、そんな姉妹の関係性とお二人を育てられたご両親に拍手を贈りたい気分です。

    • aako より:

      zukkaさん、
      「子を持つ親にとって、一番幸せなのは子供同士が仲がいいこと」
      そうですね、言われてみれば、父は「うちは姉弟が仲いいから何にも心配ないな」とたしかによく言ってました。
      それは、やっぱり両親のおかげですね。気づかせていただき、ありがとうございます。

  16. kisaco より:

    介護をご自宅でなさって、まず、aakoさんに頭が下がりました。
    義母が施設に居ます。
    お互いの状況を考えてそれが最善かと思いましたが…
    終の住処をご自宅で過ごされて、最高の親孝行をされましたね。綺麗事では済まされない赤裸々な事まで本当にお疲れ様でした。
    いや、こんなひと言では申し訳ないぐらいです。偉大です。

    • aako より:

      kisacoさん、その時のそれぞれの状況や周りの協力によって、自宅と施設どちらの選択も間違いではないと思います。
      難しいけれど、「お互いが笑顔になれる」のが一番。
      親を愛する気持ちは同じです。
      ありがとうございます。

  17. riko より:

    心が揺さぶられました。
    高齢の親との過ごし方のヒントをもらえたので、頑張らないで気楽にやってみます。
    ありがとうございます。

    • aako より:

      rikoさん、私の文章で「心が揺さぶられる」なんて言ってもらえて、最高に幸せです。
      少しでも私の文章がヒントになったのならば、とても嬉しいです。
      ありがとうございます。

  18. yuri より:

    今は両親も元気だけれど、いずれ私も経験することなんだと思って読みました。
    認知症の大変さ含め、aakoさんの苦労がよくわかります。
    私にその時が来たらまた読んでみたいです。

    • aako より:

      yuriさん、また読んでみたいと思っていただいたこと、嬉しく思います。
      親との時間はあるようで有限です。笑顔の思い出をたくさん作ってくださいね。
      ありがとうございます。

  19. megu より:

    介護のお話ですが、読み進むにつれ勝手ながら育児と重なる部分を感じ読ませて頂きました。
    程よく力を抜く事が子どもと良い関係性を築き、お互い幸せに過ごせるのかなと感じているところです。

    将来、私も親の介護に直面した時にまた改めて読ませて頂きたい作品だと思いました
    ありがとうございます!

    • aako より:

      meguさん、皆様から感想をいただく中で、介護と育児、どちらにも重なる部分があるんだなと気づかせていただきました。
      私の文章を「親の介護に直面した時に改めて読みたい」と思っていただけたことがなにより嬉しいです。
      ありがとうございます。

  20. Delight with Bone より:

     センセーショナルなタイトルに驚きながら、一気に読ませていただきました。

     お父様のフィナーレを精一杯の日々で重ねてこられた故のaakoさんの葛藤、虚しさ、疲労感….ひしひしと伝わりました。そこへお姉様の素晴らしいひとこと。

     笑顔でいること、その余裕を持つこと、
    そのためには自分も大事にすること!
     お父様は、もしかしたらそのことをaakoさんにお伝えしたかったのではないでしょうか?

     私にも、aakoさんのお父様と同じく、理路整然と話す父がおりまして、昨年、在宅医療で看取りました。悪性リンパ腫と認知症でした。認知症介護には、ホントに考えもしなかった様なことが色々起ますよね!

     aako さんがお父様に「蛍の光」をBGMにして深々とお辞儀をされていた頃、私も父と最期の時間を過ごしておりました。
    父の見えている世界を丸ごと楽しめるように、色々作戦を企てました(^ ^)g“
     
    今振り返ると、あの在宅医療の日々は、最後の家族の時間を父が命をかけてプレゼントしてくれたのだと思います。
     
     aakoさん!お父様からのプレゼントを胸にこれからもお互い笑顔を大切に、楽しみながら参りましょう!
    素敵なフィナーレに拍手を贈ります!

    • aako より:

      Delight with Boneさん、初めての文章で、ここまで感想をいただけたことに深く感謝いたします。
      「笑顔でいること、その余裕を持つこと、そのためには自分も大事にすること!」そっか、父からの最後のアドバイスなんですね。
      Delight with Boneさんの介護を受けたお父様も笑顔だったんだろうなと推察します。
      父が命を懸けて最後の家族の時間をプレゼントしてくれた!
      その言葉、胸に刻みます。
      ありがとうございます。

  21. 中村めぐみ より:

    aakoさんのお人柄がとても感じられて、読ませて頂きました。私も、実家の母の介護中です。介護は仕事として長年携わっていますが母となるとまた感情は別ですね。お父様の介護に葛藤しながらもお互いに絆を大切にしていた事に感激しました。
    家族写真がお父様からの感謝の表見だったのかなぁと感じて、涙が溢れました。

    • aako より:

      中村めぐみさん、公私ともに介護をされているのですね。休めていますか?お体ご自愛ください。
      最後の家族写真が、父からのありがとうと言ってもらえて、私のほうこそ、ありがとうございます。

  22. あさみ より:

    「ただ、家族としてそばにいてほしかったのだ。」
    ここで耐えられなくなって涙腺崩壊でした。

    私は介護施設で働いた経験から、「認知症の方をお世話するのは家族だとツライだろうな」と思っていた過去があります。

    「そうだよね、ツライよね。大変だよね…。」
    と、読み進めた後のとても温かい『頑張らない介護』に心を打たれました。

    いつかその時がきたら、ぜひ真似させてください。
    読ませていただいて、ありがとうございます。

    • aako より:

      あさみさん、介護のお仕事をされていた方から、「心を打たれた」「いつかその時がきたら真似させて」とおっしゃっていただき、涙がこぼれました。
      ありがとうございます。

  23. Yuka より:

    本当に大変だったことでしょうね。

    我が家にも91歳になる義母がおります。
    言ってはならない言葉が、喉元まで出てくることが日常茶飯事で、自分のことを
    「ろくでもない嫁だな」
    と、後ろめたく思っていましたが、aakoさんのおかげで、気持ちが軽くなりました。

    きっとお父様も、aakoさんの笑顔が嬉しかったに違いありませんね。
    素晴らしい父娘のストーリーを、本当にありがとうございました。

    • aako より:

      Yukaさん、ありがとうございます。
      まさに真っ最中のようですね。
      同じ思いで頑張っている人。
      その人が私の文章を読んで、
      「気持ちが軽くなった」と感じてもらえたのならば、私も嬉しいです。
      頑張りすぎないでくださいね。

  24. nabe より:

    aakoさんの大変さ、優しさ、気さくさ、そして気持ちの強さがすごく伝わってきました。おそらくこの文章以上に大変だったことでしょう。
    私は介護経験はほとんどありませんが、父が亡くなる1〜2年前は、「メシはまだか」、「今何時だと思ってるんだ」等々怒鳴られ、私も怒鳴り返す日々が続きました。
    でもaakoさんのように自分が変わらなければいけなかったんですね。気づいた時にはもう遅かったですが。
    最後に手を握り、涙を流したお父さん。感謝の気持ちでいっぱいだったんでしょう。優しいお父さんでしたね。
    この親してこの子あり、です。
    とても感動の文章でした。

    • aako より:

      nabeさんの「この文章以上に大変だったことでしょう」のコメントで涙が・・・。
      nabeさん、私の気持ちを受け止めてくださり、ありがとうございます。

  25. OBA より:

    「いいかげん」さも時には重要ですね。
    「いいかげん」が「良い加減」の関係に変わり、笑いあえて、良かったですね。

    • aako より:

      OBAさん
      それが言いたかったんです。
      「いい加減」=「(程)良い加減」
      わかっていいただけて嬉しいです。ありがとうございます。

  26. non より:

    吸い込まれように読みました。
    読み終えた時は涙が出ていて・・・
    私も高齢の父の介護をしているので共感するところがあり自分を重ねてしまっていました。
    介護に休みはありませんので 気持ちが荒れてしまう事もありますが 「頑張りすぎす」
    を大切にしたいと思いました。
    くじけそう時読んで気持ちを奮い立たせたいです。

    • aako より:

      nonさん、今、お父様の介護をされているんですね。
      nonさんも頑張りすぎずにね。
      くじけそうなとき読みたいと同じ思いの方に言ってもらえるなんて。
      書いて良かったです。ありがとうございます。

  27. マンタ より:

    『頑張らない介護』。言うは易し、行うは難し、でしょうか。それをやり切ったaakoさんはすごいです。
    お母様は、ご健在でいらっしゃるんですよね。少し不謹慎ですが、続・頑張らない介護も読みたくなりました。

    • aako より:

      マンタさん、ありがとうございます。
      こんな私をずっと支えてくれた家族や親せきのおかげです。
      母のことをご存じでの方ですね?
      であれば、いつでも自宅に遊びに来てください。読み物でなく、リアルをご覧いただけますよ。

  28. ゆづ より:

    私の母の年齢も上がってきたので介護など心配もありましたが、いつも笑顔でいられるように「頑張らない!」を心においておこうと思います。育児もですね!やっぱり家族の笑顔が一番だなと思いました。

    • aako より:

      ゆづさん、ありがとうございます。
      育児にも介護にも「頑張りすぎない」って共通なのかもしれませんね。
      完璧にこなセル人もいるのかもしれないけど、私には「頑張らない」育児や介護しかできないかな。
      家族の笑顔はほんとに宝物です。

  29. urata より:

    うちは祖母のとき、徘徊やなくしものや昼夜問わず呼び出しやトイレの粗相で共倒れ寸前でしたので、よくわかります。いつかは、自分の番。笑顔で過ごしたいです。

    • OBA より:

      「笑顔」っていうのは、凄い力です。

    • aako より:

      URTAさん、ありがとうございます。
      下の世話が始まったときは、ほんとに大変でした。
      いつかは自分の番。私も笑顔で過ごしたいです。

    • aako より:

      OBAさん、「笑顔」ってときにどんな薬よりも効く万能薬なのかもしれません。
      ありがとうございます。

  30. さつき より:

    感動と共感で、とても心が動かされました。
    いつも明るく、どんなことがあっても動じない(?)aakoさんというイメージがあったので、お父様の介護でそんなに精神的に大変な時があったのか・・・と泣きそうになりました。

    家族の介護って、本当に大変だと思います。
    介護をしている親に「何のために自分は生きてるんだ?」って言われたら、私もカチンとくると思いました。
    私は色んなものを犠牲にして介護してるのに、私への労いじゃなく自分のことなの!?と・・・。

    でも、そこからお父様の気持ちや自分の在り方を見つめ直し、状況を変えたaako
    さん、やっぱりすごいなと思いました。

    文章もとても読みやすく、状況や人物の気持ちがとてもよく分かりました。
    他の人にも「これ読んでみて!」とおススメしたくなるような文章でした!!

    • aako より:

      さつきさん、身に余るお言葉の数々。ありがとうございます。
      人にお勧めしたくなるなんて、嬉しい限りです。
      介護も子育ても「自分を犠牲にしない」「頑張りすぎない」ことは同じなのかもしれませんね。

  31. MRP より:

    娘としての情、家族の関係性が、すっと胸に迫り、シンプルですごく良い文章だと思いました。頑張らないって、ほんと難しいよね。よくやり遂げたね。尊敬します。

    • aako より:

      MRPさん
      歪だった親子の関係から家族になれたと感じました。
      文章をほめていただき、嬉しいです。
      ありがとうございます。

  32. ゆうこ より:

    読ませていただきました。
    義母・実母に振り回される日々の中で、自分に重なることもあり、スイスイ読めました。保育園で知り合った頃から完璧を目指す貴子さんだったから納得です。私も笑顔を目指して接してはいるのですが、、、
    さすがの文章です。

    • aako より:

      ゆうこさん
      誰にでも訪れる親の介護問題。
      正解はわからないけれど、笑顔で過ごしたいね。
      保育園で知り合ったあの頃には、想像もしてなかったよね。
      ありがとうございます。

  33. noriko より:

    自宅で祖母の介護をしていたことを思い出しました。
    「あたきはな、家で死にたかとばい」
    母は覚悟を決めて介護をしました。綺麗ごとでは済まない日々でしたが、やり切った感があったようです。そんなあことを思い出すことができました。ありがとうございました。

    • aako より:

      norikoさん、やっぱり、自宅で最期をと直に言われると、何とか叶えてあげたいなと思いますよね。
      ありがとうございます。

  34. れいこ より:

    aakoさん。
    いつも明るく素敵なaakoさん。
    大変な時期もあったのですね。

    全体的にユーモアが溢れ、読みやすかったし、わかりやすかったです。

    そしてその中に暖かなものを感じました。お姉さんとのエピソード。素敵な姉妹ですね。

    私も妹と母のことを相談しています。一人じゃなくてよかった〜と思っています。

    お互いこれからも頑張りすぎずに楽しくやれたらいいですね!

    最後に。
    心の中でも絶対に言ってはいけない一言なんて、ないって私は思います。
    腹がたつとき、自分の心の中では何を言ってもいいと思うのです。そしてそこに罪悪感を持つ必要はないです!
    それをひとに言うのはまた別ですが。w

    深く暖かいお話をありがとうございました。

    • aako より:

      れいこさん、泣けてくる・・・。
      罪悪感、実はまだ残ってました。
      心にしみる一言をありがとうございます。コメントを読んで私が涙腺崩壊です。

      れいこさんから『全体的にユーモアが溢れ、読みやすかったし、わかりやすかった』なんてほめられると木に登っちゃいそうです(笑)

  35. のり より:

    素敵なエッセイで 心が温かくなりました。

    そして、文中に出てくるお姉さんのアドバイスが的確過ぎて、改めて親族の有り難さを感じます。

    笑顔って素敵ですよね。
    私も介護に苦戦していますが、たくさん笑おうと思いました。

    本当に素敵な文章を ありがとうございました。

    • aako より:

      のりさん、心が温かくなるなんて、嬉しい言葉をありがとうございます。
      家族・親族のありがたさを肌身で感じました。
      たしかに姉のアドバイスがなかったら、最後の結末は違っていたはずです。

  36. まー より:

    介護に直面している人にも これから体験するであろう人にも 勇気づけられる内容で、読み終えた時には心温まりつつ 涙がポロリ。
    多くの方に読んでいただきたい作品です。
    こうして形で残すことで、何より天国のお父さまが喜んでいらっしゃるかと思うと、また涙溢れます。

    • aako より:

      まーさん、人という字のようにお互いに支えあうには、無理していたらだめですよね。
      少しでも勇気づけられたとしたら本望です。
      ありがとうございます。

  37. たこ より:

    介護問題に直面し心の基盤になりました

    • aako より:

      たこさん、多くの方がいつかはぶち当たる問題ですよね。
      大変かと思いますが、片目をつぶる気持ちでいきましょう。
      『心の基盤』とまで言われて素直に嬉しいです。ありがとうございます。

  38. saki より:

    私も大好きな祖母が認知症の親の介護で同じような経験をしており重ねて読んでしまいました。
    重たいテーマなのに、読み手が暗くならない言葉選びや話の流れで、登場人物が頭の中で動いているほどに心に響きました。
    頑張らない介護になった後の父子の笑顔が頭に浮かびました。
    aakoさん素敵な文章を読ませていただきありがとうございました。

    • aako より:

      sakiさん、同じ思いを経験していたんですね。
      『重たいテーマなのに、読み手が暗くならない言葉選びや話の流れで、登場人物が頭の中で動いているほどに心に響きました』
      最高に嬉しい言葉です。
      ありがとうございます。

  39. 野呂栄一 より:

    良かったです。
    世田谷のおっちゃんが目の前にいるようでした。
    お姉ちゃんの顔も目に浮かびます。
    自分は写真を撮ることで今を切り取ってきました。
    文章にすること、素敵です。
    これからの執筆活動応援しています。

    • aako より:

      栄一くん、世田谷のおっちゃんと姉が目の前にいるようだと言ってもらえて、めちゃ嬉しいです。
      栄一くんは写真で!私は文章で!
      お互いにこれからも頑張りましょう。
      ありがとね。

  40. 佐藤友理 より:

    私は仕事で介護をしていましたが、それは仕事だからと割り切れるもの。
    ご家族だと、そうはいかないんですよね。
    お父様、aakoさんの辛そうな顔を見て、原因は自分だってわかって、虚しくなったんですよね。
    介護の現場でも『利用者さんは鏡』と教えられました。自分が怒っていたら利用者さんも怒り、感情的に対応したら利用者さんはさらに激化する。
    誰でも楽しく過ごしたいはずです。お父様の晩年が楽しいもので、aakoさんの笑顔が戻って本当によかったと思う文章でした。
    執筆、お疲れ様でした。

    • aako より:

      佐藤友理さん、実際に介護をしてみて介護職の方のすごさを実感しています。
      そうか、鏡だったんですね、言われてみれば「そうそう」と頷けます。怒っていたら相手も怒るし、笑っていたら笑顔が伝染する。
      佐藤さんによかったよと言われると調子に乗ってしまいそうです(^-^;
      ありがとうございます。

  41. Sally より:

    私はまだ介護未経験ですが、育児も同じなのかなと考えさせられました。
    頑張ってイライラするくらいなら適当に笑って子供達と過ごすほうが、子供のためになるのかもしれません。
    お父様の書斎で執筆されるaakoさんの姿が思い出され、胸が熱くなりました!

    • aako より:

      Sallyさん、たしかにそうですね。
      眉間にしわ寄せて怖い顔でいるより、笑顔の力はその百万倍。

      どちらにしても頑張りすぎないのが一番ですね。
      Sallyさん、最近は、父の書斎がお気に入りです。

  42. wakana より:

    蛍の光おもわずクスッと笑ってしまいました。
    頑張らない介護。お仕事をしながらの介護は想像するだけで大変そうです。
    大変なお話をクスッと笑えるエピソードに書けるaakoさん、とても素敵です。
    エピソード読んでるだけでイメージがとても浮かぶお話でした。

    • aako より:

      wakanaさん、スマホで蛍の光を流して、デパートで見かけるような丁寧なお辞儀してました。(笑)
      イメージが浮かぶとwakanaさんにおっしゃていただけてすごく嬉しいです。

  43. kazuha より:

    かなり重い内容なはずなのに、読みやすく、最後には、「あ〜よかったなぁ。」とホッとできる文章でした^ – ^
    ご家族の認知症の方の介護は、身近だからこそ辛そうです。
    私は、介護の経験がまだなく、友人で母親の介護をすることになった人に、何もかける言葉がありませんでした。
    辛く大変な思いをされたからこそ辿り着けた、お父さんへのaakoさんの接し方。
    すごいなと思いました(o^^o)
    このこと、友人にも伝えられたら…と思いました。
    私も今後、介護をすることになるかもしれません。
    その時まで、しっかりと心の中に置いておいて、aakoさんの姿勢を見習わせてもらいたいなと思いました(o^^o)
    感動とタメになるお話しをありがとうございます⭐︎

    • aako より:

      kazuhaさん、私の拙い文章がkazuhaさんの「やがて迎えるその日」まで心に留めていただけるなんて、最高の誉め言葉をありがとうございます。
      kauhaさんにそうおっしゃっていただいてとても自信になりました。

    • aako より:

      kazuhaさん、やがて迎えるその日まで心に留めておいてくださるなんて、最高の誉め言葉です。
      kazuhaさんにそうおっしゃっていただけて、少し自信になりました。
      ありがとうございます。

  44. カン太郎 より:

    一気に読ませていただきました。 介護のイメージは勝手ながら自分を犠牲にし家族のため親のため…など負のイメージが強かったのですが、 「頑張りすぎない介護」素晴らしいですね。 きれい事ばかりではなく自分の嫌な部分とも直面しその感情と戦ったりしなければならない、、そんな時間も次に進むためには必要なんだと読みながら想像し痛感しております。。

    私自身、介護の入り口が見えているところにポンと立たされた状態です。 介護の形は人それぞれ、これからきっと未知の時間が始まるのか…と霧の中にいた気持ちをスッと引き上げてもらえた気がしています。自分を見失わないように、そして素晴らしい経験をさせてもらったと思えるように、明日の心構えをもらえました。
    有難うございます。

    • aako より:

      カン太郎さん、私の文章が少しでも霧を吹き飛ばせているのならとても嬉しいです。
      また、誰かの心に届けたいと思った文章が「明日の心構え」と思っていただけたこと、とても光栄です。

    • aako より:

      カン太郎さん、私の文章が少しでも霧を吹き飛ばせているのならとても嬉しいです。
      また、誰かの心に届けたいと思った文章が「明日の心構え」と思っていただけたこと、とても光栄です。
      ありがとうございました。

  45. Qちゃん より:

    人は我が身に身に及ばないと、たとえ大変なことであってもなかなかイメージが浮かばないと言われますが、きっと文字に表された以上のことがおありだったのでしょう。私の亡き父も認知症でした。世話は母と妹に任せっぱなしで、何だか申し訳なく思いながら時を過ごしてしまいました。今思えばもっと何かができたのでは、と思います。
    「自分が(自分から)変わらなければ何も変わらない」とは言われますが、結果として徐々に望ましい方向にアップデートされていったのは素晴らしいことですね。私などなかなか思ってもできないことだなぁと文章を読み進めていくうちにしみじみと感じました。

    • aako より:

      Qちゃんさん、ありがとうございます。

      いつか本を出したいと思った私の初挑戦がこのグランプリです。
      私の幼い頃を知っているQちゃんさんに読んでいただけて嬉しいです。

  46. てつ より:

    読み終わってほのぼのあったかい気持ちになりました。素敵な家族のお話感動しました
    ありがとうございます

    • aako より:

      てつさん、ありがとうございます。
      読んでくださった方が「ほのぼのあったかい気持ち」になるなんて、拙い文章ですが、とても嬉しいです。

  47. sol より:

    もっともっと長い文章で一冊の本として読みたい、知りたい、と思います。終わりの見えない毎日の心の苦しみ、葛藤が、今は心のなかで光り輝く宝石のように、宝もののように思え感じられました。すばらしい文章を読む機会を頂いて、感謝しています。わたしの心のうちにも、なにかあたたかいものがこみ上げてきました。ありがとうございます!

    • aako より:

      solさん、ありがとうございます。
      いつの日か本を出したいと思い、ライティングを学び始めた私に勇気と希望を与えていただきました。
      しんどい時は、このメッセージを思い出します。

  48. かずひろ より:

    もっと何かできたんじゃないか。そういう思いが今も消えません。でもそれは離れていたから。帰った時はいつもケンカしてた。毎日お世話するなんて、想像を絶する事。ホントにお疲れさまでした。ここには表しきれない葛藤や思い悩んだ事、苦しみ、乱れた感情があったでしょうに、素晴らしい文章に昇華させていると感じましたよ。ありがとうございました。

    • aako より:

      かずひろさん、葛藤や乱れた感情、まさにそこをどう書いたらいいのか、もがいてました。
      「素晴らしい文章に昇華させている」
      いやあ、こんなこと言われたら猿のように木に登っちゃいます。
      ありがとうございます。

  49. しん より:

    『本日の営業終了しました、また明日!』NHK光る君の最終回にもありましたね、『続きは…また明日!』で伸びる幸せな時間。
    なかなか笑って納めるのが難しい感情の乱れ。
    あ〜さん、凄いな。
    お父さん、幸せ。
    最後の別れに振り絞った感謝の言動、お父さんも満点!
    あ〜さんは超満点!

    • aako より:

      しんさん、ありがとうございます。
      感情の流れを感じ取っていただけて嬉しいです。
      満点ではなく、及第点ギリですが、読んでいただいて、そう思っていただけたことでこの先も頑張れます。

  50. ふーちゃん より:

    『頑張らない介護』とても共感します。
    私も約3年実母の介護経験があり、夜中嘔吐と下痢に苛まれていた時期、思わずもう死んでもいいよ…と思ってしまいましたから。
    毎日一生懸命に尽くしていたaakoさんにかけたお姉さんの一言に、涙が溢れました。
    その後のaakoさんの笑顔溢れる介護とっても素敵です。
    介護を経て安らかに送り出した経験は、私にとってもかけがえのない大切な宝です。
    とても温かい氣持ちになりました!
    素敵な作品をありがとうございます。

    • aako より:

      ほまれさん、とても嬉しいコメントありがとうございます。
      うんうんと共感してもらえる文章が私にもかけたんだなとニヤニヤしちゃいます。

    • aako より:

      ふーちゃんさん、同じような経験をされていたのですね。
      親の最後を送りだす
      ほんとにかけがえのない大切な宝物。
      こちらこそ、嬉しいコメントをありがとうございます。

  51. ほまれ より:

    素晴らしいうんうんとうなづくことばかり

    • aako より:

      ほまれさん、とても嬉しいコメントありがとうございます。
      うんうんと共感してもらえる文章が私にもかけたんだなとニヤニヤしちゃいます。

  52. ふくおか より:

    頑張ったね!

    • aako より:

      ふくおかさん、ありがとうございます。
      コメントいただけることで、これからも頑張ろうと素直に思います。

  53. れも より:

    頑張ったね!

    • たにこむ より:

      感動と共感を覚書ました。
      高齢化が進む日本のあちこちで介護に携わる
      方の悩みと共通するものがあるのではと。

    • aako より:

      れもさん、ありがとうございます。
      コメントも励みになります。

      たにこむさん、共感していただき、ありがとうございます。自信になります。
      たくさんの人に共感いただける文章を書きたいと思います。

  54. むあ より:

    介護の大変さ、実態を良く表してる作品だと思いました。その中で、お父さんとの関係を深くされたようで、素晴らしいと思います。お父さんも、最期をaakoさんに委ねたんですね。若い頃には色々あったではと推測しますが、一番信用されてたんでしょうね。
    お姉さんの一言もすばらしい。愛の鞭で、それがきちんとした形でaakoさんに響いた。
    素晴らしい家族に恵まれて良かったですね。
    介護から家族の良い姿が見れた良い作品でした。

    • aako より:

      むあさん、介護の実態や親子関係が伝えられる文章、良い作品とおっしゃっていただき、とても励みになります。
      初応募でしたが、自信になります。

  55. AHT より:

    いろいろな感情が心にわき、読み終わった後、悲しいような切ないようななんとも言えない気持ちになりました。ハッピーエンディングのストーリーなのにこの心の余韻はなんでしょう。心が揺さぶられました。

    • aako より:

      AHTさん、私の拙い文章で、そこまで感じていただけたなんて・・・。
      私のほうこそありがとうございます。
      これからもライティングを学んでいく中で、とても励みになります。

  56. なみ より:

    いつも私たちに元気をくれる笑顔で明るいあーちゃんが、こんな辛い想いをしていたなんて全然知らなかった。
    それを乗り越えたからこそのこの言葉一つ一つがとても心に刺さり感動しました。
    お姉さんの一言もすごい。
    まさに家族愛!

    • aako より:

      なみちゃん、ありがとう。
      照れくさいけど、今の私は、家族や親せきって、大切な宝物なんだなと素直に思います。
      それに気づけたことが幸せです。

  57. いけまり より:

    まさに私も現在体験中です。限界までがんばったからこそ開いた次の扉。心が折れそうになっても自分の心持ちを変化させていくことでその次へ行けるのかも、と、愛する家族を介護して鬱鬱しているたくさんの人に温かい小さな光を届けてくれるような、そんな素敵なお話だったかと思います。

    • aako より:

      いけまりさん、「たくさんの人に温かい小さな光を届けてくれる」なんて素敵な表現。
      ありがとうございます。
      もっと学んで、たくさんの人に届けられる文章を書けるよう頑張ります。

  58. MASAO より:

    時系列ではなく時間を行ったり来たりして変化があり、またよそ行きでない本音の表現があり、引き込まれました。内容に違和感を感じることもなく重い話であるにも関わらず、読後感は真っ直ぐで温かい家族愛を感じることができ、こちらも温かい気持ちになりました。
    早く死なないかな…私は最低だとは思いません。家族の介護はきれい事では済まされないからです。怖い顔から笑顔に変わることは、お父様の介護をする覚悟があったからこそだと思います。そして最後に、ユーモアを持って家族と一緒に笑顔で過ごされたaakoさんもお父様も素敵だと思います。お父様もaakoさんにお願いしてよかったと思って、誇りに思っていると思います。

    • aako より:

      MASAOさん、温かい気持ちになった読後感なんて、初応募の私には最高のギフトです。ありがとうございます。
      やっぱり、私も父を愛していたんですね。もっと早く気づければ・・・。

  59. うみ より:

    本心だけれど…そう思ってしまったことを周りに伝えることは、とても勇気のいること。
    そんな言葉から始まりましたが、どんどんと希望を感じる物に変わっていきました。もちろん、そこに至るまでの葛藤は想像を絶するものだったでしょう。でもいつか通るかもしれないその不安な道に、一筋の光を見せてくれた気がしました。

    • aako より:

      うみさん、「いつか通るかもしれない不安な道に一筋の光を見せてくれた」。ありがとうございます。
      そんな素敵な思いで受け止めていただき、希望を感じてもらえたなんて、嬉しすぎます。

  60. くみ より:

    介護関係の仕事をしています。頑張りすぎない介護、素晴らしいです。そう思うまで、たくさんの辛さや葛藤、心の疲弊が伝わり、感情移入して涙しました。私もいつか義父母の介護する時がやってきます。その時にまた何度も読み返したいです。

    • aako より:

      くみさん、介護のお仕事されているんですね、お疲れ様です。
      「また何度も読み返したい」なんて、書いて良かったと心から思います。
      ありがとうございます。

  61. 魔鬼 より:

    私の肩には力が入っているという事実に今更ながら気づきました。
    身体は比較的元気な母ですが、認知症はゆっくり確実に進んでます。転勤を機に今年から私は母のすぐ近くに住まいを移しました。介護保険のおかげで、母は在宅で過ごしながら、私はフルタイムで働けています。毎朝出勤前に会いに行き、一緒に朝食が今のルーティン。
    しかし、時折思うのです。今はまだよいのだ。でもこれっていつまで続くの?と。aakoさんのつぶやきは私のものでもある。ドキンとして、でも、ホッとしました。あぁ、これからどんなことになっても、わたしは孤独でなく、がんばらなくて良いのだな。明日なのかそれとも10年後なのか、終わりは必ず来る。これから母は今よりできることが少なくなるし、こちらの負担はだんだん増え、綺麗事では済まないことも。
    すでに私は母に優しくなくて、毒舌も暴言も吐いている。でも、ママが生きているのは、
    私とたくさん話すため、でしょ、と笑顔で言いたいな。
    ありがとうございます。

    • aako より:

      魔鬼さん、ありがとうございます。
      私も気づいたら毒舌吐いてましたよ。
      頑張らず、私とたくさん話すためでしょとお・ど・け・て答えてください(笑)

  62. ゆず より:

    とても感動してしまいました。
    aakoさんの頑張りすぎない介護
    きっと壮絶な毎日で自分を失ってしまって
    aakoさんではなくなってしまっていたのでしょうね
    読んでいるうちに涙がこぼれてしまいました。素晴らしいお話しありがとうございます。

    • aako より:

      ゆずさん、自分の書いた文章に涙をこぼす人がいるなんて思いもしなかったです。
      ありがとうございます。
      今後の励みになります。

  63. toshi より:

    『頑張らない介護』、素敵な言葉です。相当、辛い実体験が無いと出てこない言葉です。私も身内が認知症で苦労しましたが、最後は施設の力を借りました。ふと思うことに認知症って何もかも忘れて(過去の事は覚えてますが)、ある意味幸せなのかもと。まわりは大変ですか、頑張らない事か一番です。今、介護されている方に勇気が与えられると感じました。

    • aako より:

      toshiさん、「頑張らない」にもっと早くたどり着ければよかったと思います。
      この言葉の重みをかみしめています。
      ありがとうございます。

  64. kazu より:

    お父様の介護大変お疲れ様でした。
    医療関係の仕事をしており、自宅介護がいかに大変か、徘徊をする方が自宅にいることがどれほど大変か、とてもよくわかります。
    疲れ切った時、施設に入れるという選択肢もあったと思います。そんな中、施設に入れることなくお父様の希望を最後まで貫き守ったこと、本当に素晴らしいと思います。お姉様の言葉があって、気付くことができ、そこから力を抜けたこと、お父様との辛い時間を穏やかな時間に変えられたこと、全てaakoさんがお父様を大切に想う気持ちがあってこそのことだと思います。
    素晴らしいお話をありがとうございました。
    介護、お疲れ様でした。

    • aako より:

      kazuさん、父の願いを最後まで貫けたことが、私も嬉しいです。
      ありがとうございます。
      何度も横道にそれてしまったけれど、市最後は穏やかに旅立ったこと、忘れません。

  65. みりん より:

    仕事柄沢山の方とお話しする中で介護という話が多々出てきます。私自身経験した事はないのですがaakoさんの様に皆さん早く・・・と言う話も出てきます。
     認知症や老い、病気などで介護している、されている方共に人間としての最後の迎え方、おくりびととして私も今後来るであろう心持ちが変わりました。
     介護という重い言葉で無くお互いの思いとして行動していこうと思います。
     お父さんと色々話せなかった分話せて良かったですね!又、ありがとうございました。
    心に刺さりましたので投票させて頂きます。

    • aako より:

      みりんさん、「心に刺さりました」なんて、嬉しすぎます。
      ありがとうございます。
      介護とかまえずにできないことをちょっとサポートするって思えばよかったんだと今は思います。

  66. 九州男子 より:

    介護=あたたかく見守る事? 壮絶な戦い?私も父親の病床時に一時的に介護に近い状況がありました。しかし、会話は普通に出来る状況の中で会話にならない罵倒の応酬でした。その時に私を支えてくれたのが私の妻でした。一瞬、他人事?と思った事もありましたが、深入りせず父親を立てて万勉の笑顔で接してくれました。aako さんのお言葉にもあった、頑張りすぎない。実の父親だから、妻に失態を見せたくないとか、面倒を掛けてほしくなかった自分がまさに頑張りすぎていた気がします。私には母親がまだ居ります、今度こそaako さんの様に接して遣れたらと深く考えさせられた作品でした「ありがとうございます」そして、本当にご苦労様でした。

    • aako より:

      九州男子さん、近い状況を経験されたのですね。
      男性にも読んでいただきたかったので、とても嬉しいです。
      皆様にも頑張らないでって伝えられたのかな。ありがとうございます。

  67. 探史会 より:

    親は人生の手本、先輩としていつも助言してくれる最大の味方。そうした存在が加齢とともに弱り変化してゆくことを受け入れるのは、頭で理解しても気持ちがついてゆかないことが多々ありますよね。
    最期までのお時間が陽だまりの様に暖かく穏やかでしいものであったことが伝わりました。

    • aako より:

      探史会さん、ありがとうございます。
      親は人生の手本であり最大の味方。
      そうですね、気づくのが遅すぎたけれど、最後は、家族になれました。

  68. ひろみ より:

    認知症を患って壊れていく親を目の当たりにするのはとても辛いことだと思います。
    家族だから愛情をもって介護できると思っているのに、なかなかそうはできない現実を突きつけられる毎日。aakoさんの心の葛藤がよく伝わる作品だと思いました。

    • aako より:

      ひろみさん、ありがとうございます。
      まさに壊れていく親を見ていました。今思えば、父に一番似ていたのかもしれません。葛藤しているときは、気づきませんでした・・・。

  69. 中東弥生 より:

    認知症が進んでいく親の介護は大変ですね。
    aakoさんと同じ思いを私も一年前はしていて、義父母の事をグランプリに応募に使いました。私は文章下手でしたね。
    その時介護について深く考え、義父にはデイサービスに週5日行ってもらって負担を減らしました。今は、認知症の義父も元気で家族も私も明るく楽しくやっています。
    aakoさんの文章を読んだ時、同じ様な事がうちでも起こっていたのだと気づきました。
    感動も出来る上、人の心の法則性も伝えらている良い作品だと思います。投票します。

    • aako より:

      中東さんも同じ思いを抱えていたんですね。
      家族だからこそ、今までの元気な姿と重なって難しいんですよね。
      未熟な文章ですが、思いが伝えられたことが嬉しいです。
      ありがとうございます。

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