我慢しろなんて、誰が言った?勘違いの自己犠牲を捨てさせた手帳の話
ライター:Satsuki

「私さえ我慢すればいいんだ」

いつの間にかまた、そんな考えで頭がいっぱいになっていた。

 

『家族のために自分が犠牲になる』

そんな生き方は、もう終わりにしたはずだった。

__だけどもう、それどころじゃない。

 

目の前には、数ヶ月前に『自閉スペクトラム症』と診断された、3歳の息子がいる。

自閉スペクトラム症とは、脳の発達がアンバランスな発達障害のこと。

 

息子はその障害から、いつも私が予想もしない危険な行動に出てしまう。

自宅にいる時でさえ、少し目を離した隙に一人で外に出ていってしまうのだ。

私は警察に捜索願を出す手順も覚えてしまった。

 

急に彼が走り出して「もしものこと」がないように。

迷子にならないように。

公共の場で大騒ぎしないように。

通行人の邪魔にならないように……。

 

私は常に気を張っていた。

 

1分1秒でも、自分に時間はかけていられない。

ネイルもメイクも、息子から注意がそれてしまうからやめた。

 

・・・そう。

『手帳』を開く時間すら、私にはないのだ。

 

「新発売のスタバのフラペチーノが飲みたい」

「祖母に手紙を書きたい」

「一人で旅行に行きたい」

 

そんなささやかな願い事を書き込んでいた、淡いブルーの小さな手帳。

 

少し前までは、寝る前にこの手帳を開くのが日課だった。

「次は何をしよう?」と考えては書き込むのが、私の唯一の楽しみだったのだ。

 

『自分のやりたいことができないのは、家族のせい』と思っていた私に、

 

『家族がいても願いは叶えられる』

『人生は自分で変えられる』

 

そう教えてくれたのが、手帳だった。

 

だけど、もうそんなことは言っていられない。

 

大好きだったマニキュアは棚の奥で埃を被り、化粧品は全く量が減らないまま。

そしてブルーの手帳は本棚の端に押し込まれている。

 

__夫が手帳のオフ会について教えてきたのは、そんなある日のことだった。

 

帰宅した夫は、私の顔色を伺うようにスマホを見せてきた。

その画面には「手帳ユーザーオフ会開催!」の文字が、大きく映し出されている。

 

「・・・何これ?」

 

夫が言いたいことを察した私は、何だかムッとしてこう言った。

 

すると夫は、案の定

 

「行ってきたら?」

 

と言う。

 

おまけに

 

「手帳、あんなに好きだったじゃん。たまには一泊で行って来なよ」

 

とまで言ってきたのだ。

 

画面をよく見てみると、ここから会場までは新幹線で2時間もかかる。

 

「行けるわけないじゃん」

 

私は思わずそう口にしていた。

 

__なんと能天気な提案をしてくるんだろうか。

__私が今家を開けたら、子どもの面倒は誰がみると言うのだ。

 

言いたいことが色々あったが、ぐっと言葉を飲み込んだ。

 

ただ一言、

 

「子どものことだって毎日やることがたくさんあるのに、今は無理だよ」

 

それだけ夫に伝える。

 

すると夫は少し黙った後、

 

「そっか……」

 

とだけ言った。

 

夫の悲しそうな表情が視界の隅に入る。

言い方が少しきつかったかな、と後悔した。

 

けれど仕方がない。

私は夫にフォローも入れず、そこで会話を終わらせた。

 

しかし夫から手帳の話題を振られ、久しぶりに手帳のことを思い出したのも事実だった。

 

__手帳のことを考えたの、いつぶりだろう。

 

__また手帳を開いてみようかな。

 

息子も寝て、しんと静まり返った部屋の中。

本棚の端に押し込んであった手帳を引っ張り出す。

 

以前と同じ、綺麗なブルーの手帳が私の手に収まる。

 

そして数ヶ月ぶりに、そっと手帳を開いてみた__。

 

もう何を書いていたのかも忘れてしまった。

けれどページをめくれば、心躍った時間がしっかりと手帳に記されていた。

 

「リビングにカラフルな花を飾る」

「いいお天気の日に、家族でピクニックに行く」

「話題のパンケーキを食べに行く」

 

あぁ、そうだった。

 

手帳を書いていた時、私はいつも自分の気持ちに正直だった。

 

鼻の先がツンとしてきた。

 

__どうして諦めてしまったんだろう。

 

確かに私は大変だった。

息子を守るのに必死で、無我夢中の毎日だった。。

 

__だけど、本当に何もできなかったのだろうか。

 

「我慢しなきゃ」と勝手に思い込み、自分で自分を諦めてはいなかったか。

 

一番近くにいた夫はそんな私に気づき、

 

「諦めないで」

 

と言ってくれたのではないか。

 

リビングからは、夫が見ているテレビの音が聞こえる。

 

私は夫の元へ行き、こう言った。

 

「ねぇ、やっぱり行ってきてもいいかな」

 

夫は笑顔で

 

「うん、行っておいで」

 

と言ってくれた。

 

__1ヶ月後。

 

私は一人で新幹線に乗っていた。

 

カバンの内ポケットに入っている手帳は、再び毎晩開くようになっていた。

そのせいで表紙のブルーが少し汚れてしまったけど、以前より愛着がある。

 

「一人で旅行に行きたい」

 

かつて手帳に書いた願いも、ちゃんと叶っていた。

願いを書けば、手帳はいつも私を導いてくれる。

 

だけど、一番大切なのは手帳じゃなかった。

手帳は願いを叶える手段にすぎないのだ。

 

「いつもありがとう」

 

私は夫にメッセージを送信した。

コメント

  1. natsumi より:

    ひとつの短編ドラマを見たような気持ちです!描写が素敵で、一瞬で惹き込まれました、、

    同じく子育てをしている身で、知らず知らずのうちに自己犠牲してしまっていることが多いと気付かされます。ご主人の優しさと、それに応えたSatsukiさんの素直さ、とても素敵な関係性だなと感じました。

    • Satsuki より:

      「描写が素敵」だなんて言っていただけて、嬉しくてうるっとしています・・・。
      読んでいただいているかたが想像できるような表現は、今回とても苦しんだところだったんです。

      natumiさんの心に届く文章になってよかった。

      これからもライティング頑張ろう!と思いました。
      嬉しいコメントをありがとうございました。

  2. yoshiko より:

    いい旦那様ですよね
    ちゃんと奥様の事見ていますね

    1人旅行なんて、勇気のいる事だったと思います。でもそれが「行ってきて良かった」と思えばもう大丈夫ですね!

    私は手帳は予定しか書いたことなくて、自分の思ってる事を書き留める事に消極的でした。素直になれなかったのです。

    Satuskさんのように手帳に書き留める事が出来れば人生変わりますかね…来年チャレンジしてみます

    • Satsuki より:

      自分の思っていること、感じていることを受け止めるのって、意外と大変な作業ですよね。
      でも日々「自分が何をしたいのか」にアンテナを張っていると、見える景色が違ってくると思います。

      来年はぜひ手帳にyoshikoさんの願いをたくさん書いてみてくださいね!

      嬉しいコメントをありがとうございました。

  3. あさみ より:

    子育てをしてると、自分さえ我慢すれば…と思いますよね。
    次はこれして、この間にアレして…って、慌ただしく時間が過ぎていって自分のことはいつも後回し。
    「そんなもん。今は仕方ない」って思ってた時があったので、とっても共感しました。

    そして、旦那様の優しさにほっこりです♪

    予定ではなく願い事を書き込む手帳、ステキですね!専業主婦になってから手帳を買わなくなりましたが、欲しくなりました(^^)

    読ませていただいて、ありがとうございます。

    • Satsuki より:

      自閉症の子供の子育てに限らず、子供の世話って本当に大変ですよね。
      同じ母親として、私の文章に共感していただけて、とても励みになります。
      さらに私の文章で手帳が欲しくなったとまで言ってくださり、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。

      あたたかいコメント、ありがとうございました。
      とても嬉しかったです。

  4. Yuka より:

    私の甥っ子が自閉症で、小さかった頃の様子を思い出しながら、読ませていただきました。
    甥っ子から目が離せず、いつも強ばっていた妹の表情も…

    Satsukiさんも、ご主人も、お子さんも
    一生懸命生きてこられたのですね。
    心から尊敬いたします。

    手帳に書かれたSatsukiさんの夢が、ぜーんぶ叶いますように!

    • Satsuki より:

      Yukaさん、コメントありがとうございます。
      甥っ子さんも自閉症があるのですね。
      妹さんも大変な思いをされていると思いますが、妹さんの表情に気づくくらいそばでYukaさんが見てくれていることは、きっと妹さんも心強く思っていると思います。

      応援のメッセージもありがとうございます!
      これからもどんどん夢を叶えていきたいと思います(^ ^)

  5. yui より:

    私も小さな子どもがいるので、自分のことはほったらかし、いつの間にかそれに疑問すら感じなくなってしまうところにすごく共感しました。
    でも、文章からSatsukiさんが手帳を軸にご自身を取り戻していくのが伝わってきました。そして旦那さんも手帳を書き込みながらご機嫌なSatsukiさんが好きだったんだろうなと勝手に想像しました(^^)
    夢を叶える手帳の旅はいかがでしたか?いつか後日談も読んでみたいです。

    • Satsuki より:

      私の文章に共感したというコメントをいただき、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。
      ありがとうございます!!

      手帳の旅は最高でしたよ!
      子供達のことは気になりましたが、一人旅を経験すると、もう何でもできるような気になります笑

      コメントありがとうございました。

  6. muji より:

    誰に強いられた訳でも無いのに自己犠牲してしまう気持ち、その情景が手に取るように分かる文章です。
    我が家の次男も3歳の時にASDと分かり、育てる大変さに逃げ出したくなることもありました。(現在進行形)
    「なんで自分ばっかり」「なんで我が子はこうなんだろう」そんなことを思うことも少なくありません。

    だけどどんな状況であっても、私は私であっていい。好きな物は好きでいい。satsukiさんにとってそれは手帳であって。書けなくても、そばにいて見守ってくれる存在であると思います。
    satsukiさんに「あんなに手帳好きだったじゃん」と気にかけてくれるご主人の愛情も感じられました。

    お互い頑張り過ぎずいきましょうね!

    • Satsuki より:

      mujiさん、感想のコメントありがとうございますm(_ _)m

      ASDって先が見えないし、一生このままなのかなと思うととても辛いですよね・・・。
      だからこそ、自分の好きなことをする時間て、すごく大切ですよね

      mujiさんも本当に大変な毎日をお過ごしだと思いますが、お互い頑張りましょう。

      嬉しいコメント、ありがとうございました。

  7. Sally より:

    手帳のCMで使えそうな素敵なストーリーでした!
    手帳を使えない私が、「久しぶりに手帳買おうかな…」って思ったほどです。
    私も出産してからは子どもと犬のことで頭がいっぱいで、ぜんぜん自のやりたいことができていません。
    私もやりたいことをメモする手帳、買ってこよう!

    • Satsuki より:

      Sallyさん・・・!!
      実はこの記事を書こうと思った時、目標が「記事を読んだ人に手帳を使ってみようと思ってもらえる」というところだったんです!
      色々修正して、なかなかそこまでは難しいかな・・と思っていましたが、Sallyさんのコメント見て、思わずやったー!!って言っちゃいました。

      コメントありがとうございました!
      とっても嬉しかったです。

  8. れいこ より:

    Satsukiさん。

    まず思ったことは、ですね、
    なんて素敵なご主人! 
    そしてそんなご主人に愛されてるなんてさすがさすがです!Satsukiさん〜〜。

    私が我慢すれば、、ってほんと、女性は思いがちですよね。そういう部分、私も共感の嵐です。

    で!
    手帳という「もの」の使い方がすごいです。 これを真ん中にストーリーが進んでいくのが純粋にとても面白かったです。

    素敵な物語をありがとうございました。

    • Satsuki より:

      れいこさん、コメントありがとうございます!!

      れいこさんもご家族のことで色んな我慢をされてきましたもんね。
      「共感した」という言葉をいただけて、本当に嬉しいです。

      手帳を絡めた文章を書きたいとずっと思っていたので、そこを尊敬するれいこさんに褒めていただけて大喜びしています。

      こちらこそ、素敵なコメントをいただき、ありがとうございました!!

  9. くみ より:

    私も同じ障害を持つ母です。自分の気持ちを我慢するところ、手帳に書き込むところが共感できて、胸が熱くなりました。

    • Satsuki より:

      ASDをもつ人も周りの人も、色んな葛藤があるのですね。
      手帳に書き込むと、書いた文字が目でも見えるのでいいですよね。

      迷いながら書いた文章でしたが、「共感した」「胸が熱くなった」と言っていただけて、私も胸がいっぱいになりました。

      あたたかいコメントをありがとうございました。

  10. 黒部翔希 より:

    奥さんに対して言葉足らずなところとかが
    個人的に身につまされました(笑
    暖かい素敵なエピソードありがとうございます

    • Satsuki より:

      コメントありがとうございます。
      黒部さんもうちの主人と同じく言葉足らずなのですね笑。
      もう少し言葉で表現してくれるとありがたいのですが、こちらもいつもきつい言い方してすみません(主人に謝る代わりに黒部さんに謝っておきますm(_ _)m)

      こちらこそ、あたたかいコメントをいただき、ありがとうございました。

  11. aako より:

    Satsukiさん、ご主人のさりげない優しさに心惹かれました。
    言葉は少ないけれど、そばでいつも見守っているご主人の姿が浮かびます。また、母として子供を第一優先することでの葛藤も十分に伝わってきます。
    大好きな手帳をキーとして、こんなにも人間模様が描けるのかと圧倒されました。
    Satsukiさんの書く文章は毎回楽しみです。ファン1号にしてください。

    • Satsuki より:

      aakoさん、コメントありがとうございます。
      とても嬉しいです。

      aakoさんは、こういったちょっとした文章でも、いつも私の心を元気にしてくれます。
      本当に心のこもった言葉を持っている方だなと尊敬していますよ!

      感想コメントもありがとうございました。
      提出直前まで、ああでもないこうでもないと悩みまくった文書でしたが、頑張って悩んでよかったです。

      少し気恥ずかしいですが、ファン1号認定致します(^ ^)

  12. Mami より:

    同じく自閉スペクトラム症の子どもを育てています。めちゃくちゃ共感しました!
    自分と重なる部分があって涙しました。
    危険なことも多いし、人目を気にしたり、とにかく神経使いますよね。自己犠牲にしたり、やりたいことも仕事も制限しないとならない。母親側が思ってしまいがちなのかな?
    私が見ないと誰がみるんだ。私もそう思っていました。でも自分以外の誰かに委ねること。そして、お互いを思いやる気持が大事だなと改めて思わされる文章でした。

    • Satsuki より:

      MamiさんもASDのお子さんがいる同志なのですね。
      「涙しました」というコメントを読んで、私も涙しています。

      ASDの子供って、その子のちょっとした手順やポイントを押さえていないと崩れることが多いから、その子の全てを網羅している母親が常に付いていなければ・・・と気を張ってしまいますよね。
      夫にさえ任せることが怖いと思うことが多々あります。
      でも私の文章に共感したと言ってくださる方がいるだけで、私も「また頑張ろう!」と思えます。

      Mamiさんのコメント、とても嬉しかったです。
      大切にします。
      ありがとうございました。

  13. ほしな より:

    自分の時間がない‥子育てに苦戦中の私には共感しかないです。優しい旦那さまと協力して好きな事たくさんしてほしいです。

    • Satsuki より:

      ほしなさんは子育て苦戦中なのですね。
      子育てって「ここまでならサボってもOK」というラインも見えないし(実際そんなものはないのかもしれませんが)、子供の命を守るためになりふり構っていられない・・・という感じですよね。
      睡眠時間すら十分に取れないですもんね。
      ほしなさんも忙しない毎日の中、少しでも心が癒される時間がありますように。
      心から祈っています。

      忙しい中、あたたかいコメントをいただきありがとうございます。
      とても嬉しかったです。

  14. Mayuka より:

    家族をおいて、一人で旅行するって勇気いりますよね。家族を理由にして、諦めている事私も多いです。
    提案してくださったご主人さまと実行されたSatukiさん、どちらも素敵です。
    いつも家事や育児を頑張ってらっしゃるSatukiさんをご主人さまは側で見て協力してくださっているからできた事ですね。

    • Satsuki より:

      本当に、家族をおいて、特に子供たちをおいて旅行するって本当に勇気がいりました。
      旅行中も「大丈夫かな・・」と心配になることも多かったのですが、子供たちも笑顔で私の帰宅を迎えてくれましたよ。
      私も子供たちも、主人もみんながいい経験になったと思い、またどこかのタイミングで旅行に行かせてもらおうと思っています(^ ^)

      感想コメント、ありがとうございました。
      とても嬉しかったです。

  15. 佐藤友理 より:

    きっと旦那さんは、我慢しているSatsukiさんのこと見ててくれてたんですね。
    Satsukiさんや旦那さんの気持ちが想像できる素敵な文章でした。
    私も子供優先と色々なことを諦めました。でも、その中で新しいやりたいことに気づいたり、できることに気づいたり…。
    読んでいて、ここ数年の変化を思い出して、ちょっと嬉しくなりました。
    素敵な文章を、ありがとうございます。

    • Satsuki より:

      障害があってもなくても、子育ってって本当に苦労の連続ですよね。
      当時は諦めることが一番だと思っていたり、諦めたことさえ気づいていなかったりすることもありました。
      でもこうやって振り返ることで、佐藤さんのように私の文章を読んでくださった方と、思い出を共有できて私もとても嬉しいです。

      嬉しいコメントをありがとうございました。

  16. とも より:

    描写が目に浮かぶようで、読みやすかったです。
    ただでさえら子育ては大変なのに、障害があるとなおさらですよね。
    幸せなことももちろんたくさんありますが‥。
    これからもご主人とがんばってください!

    • Satsuki より:

      コメントありがとうございます。
      子育てってただでさえ大変ですが、自閉症の子供を育てるのは、やはり普通の子供を育てるよりも大変ですよね。
      でも、その分私があの子を授かった幸せもじっくり味わえています。
      いつもありがとう。
      これからも頑張りましょう!!

  17. 美亜 より:

    発達障害のお子さんを育てる苦労、お察しします。なんだか読んでて泣きそうになりました。これからも旦那さんと力を合わせて乗り越えていってほしい。。。!

    • Satsuki より:

      泣きそうになりました、なんて感想をいただき、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。
      コメントをいただきありがとうございます。
      夫とは喧嘩をすることも多いですが、喧嘩をしている場合じゃないことも多いので、これからも頑張っていきたいと思います!!

      あたたかいコメント、ありがとうございました。

  18. 小野寺 仁美(ヒトミ) より:

    お子様のことで精一杯な時期で、手をつけることが難しくなった手帳。
    手帳だけでなく、母親になったら子供に手を取られ、自分のことは後回し。
    「自分って何なんだろう?」と葛藤を抱える場面って沢山ありますよね。
    旦那様とのやりとりも、あーあるあると思うエピソードでした。
    旦那様は良かれと思って言ってくれている。
    勿論その気持ちは分かってはいるけど…
    複雑な気持ちになりまよね。
    手帳を主役にして、さつきさんの当時の心境や描写がとてもわかりやすく、とても勉強になりました!
    またさつきさんの作品を読むことができて嬉しかったです!
    ありがとうございます(⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.

    • Satsuki より:

      一番最初のコメント、とても嬉しかったです。
      今回私も過去の体験を振り返って、我ながら「女性って大変だな・・・」と思うことがたくさんありました。
      責任感も強いから、「自分がやらなきゃ!」と思ってしまうのも、母親あるあるですよね。
      文章も褒めていただいて、とても嬉しかったです。
      私も前回に引き続き、今回も仁美さんの文章が読めてとても勉強になりました。

      こちらこそ、ありがとうございます(^ ^)

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